セットや小物、衣装、構図、たまに空気感がよかったと感じた。
映画じゃなくてよかったんじゃないかな、とも思う。
単に作品としての完成度を高めるなら、
写真集でストーリーを想像させるとか、
劇場予告程度のショートフィルムをお得意のビビットさで味付けして添付すればいい。
ただ、主人公の肌感、シワ、目のクマについて、
人気も絶頂を少し越えていて体と精神の満たされた状態からの
崩壊への表現にクローズアップしているんだとすれば、
綺麗な写真集より映画を選んだのも納得できる。
空気感にややちぐはぐな印象も感じたのだけども、
自宅の内装にりりこの心の内側を垣間見、
外のシーンの薄っぺらさに虚栄も見えてくる。
検事の出てくるシーンの空気感もまた他のシーンと異なる気がするのも狙いか。
泣いている人がいたのだけど、
それは芸能界の女性として身を捧げた塵世虚栄の顛末に対してなのか、
病んでいくりりこに対してなのか。
他に面白かったところといえば、
浜崎あゆみの曲を使ったシーンのほか、
本当にあった芸能人のスキャンダルなどを連想してしまったところ。
ここは意図的なんではないかな。
岡崎京子の作品はリバーズエッジしか見たことがない。
その他の作品pinkなど含め、原作を読んでみたくなった。
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